住宅ローン控除

 マンションなどの住宅ローン金利が低い状態が非常に長く続いていることもあり、特に都内では賃貸で家賃を払うよりもマンションを購入して住むという選択をされる方も非常に多いです。よく聞く住宅ローン減税(控除)とはどのような制度なのでしょうか。

 

 住宅ローン控除とは、住宅ローンでマンションなどを購入した後、年末ローン残高の1%が所得税から控除され、確定申告で10年間還付金が返ってくる制度です。仮に同じ金額の物件を購入していたとしても、人によっては実際に戻ってくる金額が違います。毎年末の住宅ローン残高もしくは住宅の取得対価のうちいずれか少ない方の金額の1%が10年間に渡り所得税の額から控除されます。加えて、極めてタイムリーな話題で言えば、消費税率10%が適用される住宅の取得をして、令和元年10月1日から令和2年12月31日までの間に入居した場合には、控除期間がさらに3年間延長されます。先述のふるさと納税と同様に確定申告する必要がありますので、今までサラリーマンで確定申告に縁がないかたには最初は少々難しそうに思われるかもしれませんが、実際に行ってみると、10年間にわたり非常にありがたい恩恵があります。では実際にはどのようなマネープランへの効果があるのでしょうか。

 

 仮に現在(令和元年6月11日現在)購入したとします。各年最大40万円、10年間で最大400万円が所得税から戻ってくることになります。毎年40万円10年間帰ってくるわけですから、その分を節約して家計上なかったことにしてしまえば、以前のコラムで紹介した、投資信託や保険などの資産運用の一助となると思います。最大控除額が適用されるためには、ローン残高が10年間4000万円を超えている必要があり、かつ年間の所得税と住民税で40万円を超えている必要があります。

 

 では今住宅ローンを借りて住居を購入しようとしている方は、実際に私はどれくらいの控除があるのか知りたいのではないかと思います。そういった方にはさまざまなサイトで住宅ローン控除のシミュレーションを紹介されていますので、自分で実際に入力してみるのも手です。以下価格コムの住宅ローン控除のシミュレーションのサイトです。

https://kakaku.com/housing-loan/koujo_simulation.asp

仮に、年収600万円で、配偶者以外の扶養家族なし、入居が今年の6月、借入額が4,000万円、借入金利が10年固定の1.046%、返済期間35年と入力してみると10年間の控除額は306.3万円で、最初の9年間は30.7万円となります。都内で長い間賃貸に住んでいる方は低金利の今、居住用のマンションの購入を検討されてはいかがでしょうか。勿論長期のライフプランを考える必要がありますので、その他家計の収支や資産を加味した詳しいキャッシュフロー表などを作りたいかたは是非FPに相談ください。

 

続く