更新と更改

 大型連休も終わり、令和としての仕事始めの皆様も多いかと思います。新年号の日本でまた新たな気持ちで働けると思うとわくわくしますが皆様いかがでしょうか。そんな本日のテーマは、更新と更改、ともにそれまでにあった制度などを改めることという意味ですが、「更改」は、契約内容を変えて新しく結びなおしたり、規則を改めたりすることなのに対し「更新」は、今まであったものを変えること。多く契約など、一定の約束をした期間の満了にともなって引き続いて新しく期間延長の手続きをすることを言います。保険業界では大きく分けて「更改」は損害保険業界、「更新」は生命保険業界で多く聞かれる言葉です。その違いを説明します。

 

 まず、「更改」について説明します。更改とは「既に保険契約に加入済みの保険の目的について、保険期間の終了に際して引き続き新しい保険契約を締結し直すこと」をいいます。損害保険の自動車保険の見直しをする際、最近中途更改で見直しをするケースも少なくなってきましたが、見直しをする際の注意点を紹介します。現契約を中途更改する場合や他社に乗り換える場合には基本的には現等級が引き継がれますが、加入の状況によっては現等級が引き継がれなかったり、等級が下がる場合があります。現契約の契約期間中に等級がダウンするような事故を起こしてしまっていると引き継がれない場合や、他社の見直しの際に保険会社が引き受けてくれなかったりしますので確認が必要です。多くの場合、1事故以下で1等級ダウンする場合は、6等級以上あることが必要です。解約手続きをしてしまう前に確認をすることが必要です。特にCMなどでよく見るDirectのネット型自動車保険などに加入する場合は電話などで事前に確認する必要があります。

 

 一方で、生命保険によく聞かれる「更新」について説明します。生命保険の保障期間は大きく分けて3つ「全期型・終身型・更新型」があります。更新型は10年、15年、20年などの保障期間が決まっていて、その終了のたびに、その時の年齢(または保険年齢)で保険料が再計算されます。特に、今までのご相談の中で多いのが、大型の死亡保障を得るための死亡保険(定期保険)や、3大疾病定期保険、介護定期保険などの各種特約を10年、15年更新型で加入しているようなケースで、更新後の保険料が上昇することをよく理解されていないで加入されているような場合です。冷静に考えれば、先述のとおり減額や減額更新などで保障を調整することもできますので、その保障期間に病気をしていても自動更新できるという意味では合理的であると考えることもできますが、なかなか日常生活で忙しい皆さんが保障額を調整して減額していくなんてことも考えにくいかと思います。

 

 そんなときは是非、FPの皆さんに相談いただき、ライフプランやライフイベントの変化に合わせた更改をしていただければと思います。

続く