低解約返戻金型と無解約返戻金型

 10連休も折り返しに差し掛かり皆様いかがお過ごしでしょうか。皆様は前半に楽しんで後半はのんびりするタイプですか。もしくは前半はゆっくりして後半にレジャーなど加速して楽しむタイプでしょうか。終身保険の中には、前半抑え気味にして、後半から加速するイメージの商品があります。最近話題の低解約返戻金型終身保険と、無解約返戻金型終身保険について説明いたします。

 

 まず、終身保険の基本からお話致します。文字通り一生涯に渡る保障がある保険商品で、基本的に掛け捨てではないので、一定の解約返戻金もあります。30代の方で60歳払込満了にすると、保険会社等によりますが、払込満了時に大体100%近い解約返戻率があります。通常の円建ての定額の終身保険ですと、払込満了時に向けて緩やかに100%に近づく返戻率の伸びとなりますが、払込期間中は返戻率を抑えて、払込満了後に定額の終身保険よりも返戻率が高くなるような終身保険の種類もあります。払込満了時以降の返戻率は定額に比べ10‐20%程返戻率が高くなるようなイメージです。デメリットとしては払込満了まで解約返戻率が低く(通常の7-8割程度)と設定されていますので、中途解約の場合は返戻金が少なくなる可能性がありますし、払込期間中の保険の見直しがしにくいといった点があります。また仮に設定された解約返戻率が仮に65歳で1.2倍だったとしても、固定利率の商品の場合、インフレなどのリスクに負けてしまう可能性があります。払込期間を10年や15年に設定できる保険会社もありますので、是非いろいろ検討してFPにご相談ください。

 

 また、定期保険や医療保険などに全く解約返戻金が発生しないタイプの保険もあります。通常定期保険や医療保険など保険期間が長くなると、ある程度の解約返戻金が発生しますが、保障期間中全く解約返戻金が発生しません。保険料はその分、保険会社・保障額・払込期間などを一緒にした場合で比較して解約返戻金があるタイプのものより安くなります。

 この後は自分の持論をお話したいのですが、収入保障保険や終身医療保険は、ライフプランニングの中の遺族生活資金と医療保障を補う重要な保障ですが、解約返戻金が必ずしも必要ではなく、できるだけ安く大きな保障を確保できる方がいいと考えています。一方、老後生活資金や中長期の用途の資産形成は、できるだけ返戻率やパフォーマンスもよい投資信託や年金保険、その他制度でリターンを追求するべきだと思います。最近では給付金請求がなければ、払い込んだ保険料の殆どの額を返すとうたっている医療保険もありますが、そのリターンを得る分の保険料を貯蓄に回して、できるだけ安い保険料で医療保障を準備すべきだと個人的に思っています。実際、インフレに負けますし、途中で医療保険は健康であれば見直す可能性も高いので見直しがしにくい、保険料が比較的高いなどのデメリットが多く個人的にはあまりお勧めできません。掛け捨ての医療保険で浮かした部分をできる限り運用に回したいと自分では思います。

続く