FX

 セミナーの中で、ハイリスクハイリターンの商品の例としてよく挙げられるものでFXがあります。FXとは、英語でForeign Exchangeの略で正式名称を外国為替証拠金取引と言います。ここで、外国為替に関して全くの初心者の方にわかりやすく為替の仕組みから改めて説明します。外貨預金や外貨年金などのベースになる知識ですので、少々ニュースを観ていてもよくわからないという方は、これからのボーダレスの時代に不可欠な知識ですので覚えてください。

 

 為替の基本から、できる限りわかりやすくかみ砕いて説明します。特に円高ドル安、円安ドル高に関しては、見た目の価格の動きとは視点を変えないと違和感を覚えると思います。

例えば、1㌦100円でスタートしたとします。この考え方は日本円100円で買えるドルは1㌦ということです。仮に1㌦120円となったとすると、元の100円で買えるドルは約83.3㌦となりますので、円のドルに対する価値が下がります。この状態を円安といいます。一方で1㌦80円となったとすると、元の100円で買えるドルは、約125㌦となり円の価値が上がり円高といいます。一見円の価格が上昇しているので、わかってはいても一瞬錯覚を覚える方も多いのではないかと思います。

 

 FXの仕組みはこのように日々変動する貨幣の価値の変動を利用して利益(損失)を出すことがベースとなっています。例えば、上記の例で、1㌦100円でドルを買い、1㌦120円で売ることができれば、20円の利益が出たことになります。仮に10万円分でドルを買っていれば、12万円で売ることができたので2万円の利益となります。仮に1,000万円分ドルを買っていれば、同じケースで200万円の利益をだしたことになり、大きな元本があれば大きな利益を出すことができます。

 

 大きな元本が今仮になくても、FXでは少額の4,000円から開始することができます。また手元に大きな資金がなくてもレバレッジ(てこの原理)を利かすことができるので、上記のような大きなリターンも期待できます。原則として25倍までの取引が可能です。(過去には400倍という時代も)簡単に言えば4万円の元手で100万円の取引が理論上可能になり利益が出た場合の受取額が大きくなります。しかしながら、リターンの期待だけでなく、ロス(損失)を生む効果も同様に大きくなるため、以前紹介したリスクの定義で考えれば、リスク=期待収益率の幅が大きいためハイリスクハイリターンの商品と呼ばれる所以です。しかしながら、上昇局面だけではなく、下降局面でも、先に売りを出す方法もあり、売り買い双方で取り組むことができるので、景気が悪い情勢でもいつでも取り組めるメリットもあります。その他、外貨はドルだけではなく普段馴染みのない国の通貨で取り組むこともできます。

 

 今回は基本的な仕組みを紹介しましたが、その特徴はもっと複雑で奥深いです。FXによる運用もリスクやコストを理解し、自分のリスク許容度を充分に把握した上で想定できる最悪の事態のロスを想定した充分な資金計画の上で取り組むことが重要です。また、その仕組みやリスクなどをより詳細を知りたい方は是非FPに相談してみてください。

 

続く