パンとも

 会社帰りの閉店間際のパン屋で明日の朝食のパンを買ったときに思い出したタイトル。会社を英語で言うとCompanyですが、その語源は諸説ありますが、ラテン語で【ともにパンを食べる仲間】という意味からきているそうです。また、英語のCompanyの意味には本当に会社以外に仲間や友達という意味もあり、日本語の同じ釜の飯を食うという感覚は満更嘘ではなさそうです。明日は新人の方々と夜歓迎会がある前夜の今日のコラムは会社・団体加入のお金のはなし。

 

■任意加入の団体定期保険

 

 会社の従業員自身が保険料を支払う自助努力の掛け捨ての1年更新の死亡保障のことです。法人は、加入申込書の配布・回収、保険料の引去、配当金の分配、保険金の請求など制度運営の簡単な手続を行います。団体一括加入のため、保険料は比較的割安で、大きな保障を得ることができます。1年更新なので、従業員のライフサイクルに合わせた保障の見直しもできます。毎年1回収支計算を行い、剰余金があれば、配当金として分配されます。このため実質保険料負担額は軽減されます。契約者は会社で、被保険者は従業員・役員、死亡保険金受取人は従業員の遺族なので、家族の生活のための保障に活用できます。支払った保険料は所得控除の対象となるため、所得税・住民税の節税効果につながります。一方でデメリットは、一生涯の保障ではないので(70歳までなど)、高齢になり退職後の保障がこれだけに頼っていると死後の整理資金が不安です。任意型団体定期保険は、年齢によって年々上がります。また退職後は保障を続けられないため、転職が一般的な現代では、在職中に病気になった場合、転職後の新規加入が難しい場合があります。職場で回覧の案内が来た時にわからない点があれば是非FPに相談してみてください。

 

■団体長期障害所得補償保険(GLTD)

 

 働いている方への働けなくなる補償としては健康保険(社会保険)の傷病手当金という制度がありますが、GLTDはその上乗せとなるものです。もしも、働いている会社にGLTDがある場合、加入を検討してみてはいかがでしょうか。方式としては大きく2つあり、定率型と定額型があります。定率型は従業員ひとりひとりの所得額を支払基礎所得額(例:健康保険の標準報酬額)として設定し、その支払基礎所得に約定給付率(例:60%)を乗じて保険金を支払う方式です。従業員の所得額に連動しますので、全員加入方式を導入したい企業・団体におすすめの方式です。なお、健康保険の傷病手当金や重度の障害認定で支給される障害年金等が支給される期間は、それらの公的給付額を控除して保険金を支払う方式があります。一方の定額型は 5万円、10万円等、保険金額を定額で設定する方式です。たとえば、1口5万円と設定し、2口で10万円、5口で25万円等、口数で募集をすることもできますので、任意加入方式を導入したい企業様・団体様におすすめです。労働組合、共済会等の見舞金制度の保険活用におすすめの方式です。GLTDの契約主体は団体ですが、保険料の負担に関しては、団体負担で構成員全員を被保険者とする「全員加入方式」、 従業員などの団体構成員が保険料を負担して加入する「任意加入方式」、「全員加入方式と任意加入方式の組み合わせ」など、 様々な方法があります。先述のコラムでも書きましたが、団体長期障害所得補償保険と、就業不能保険や所得補償保険、収入保障保険は、言葉の響きは似ていて、専門家でも一言で違いを言い切れる人も少ないと思います。そういった場合、是非FPに相談してみてください。

 

 最近常々思うことは、当社は非常に従業員同士がとても仲がよく、多様性で様々な国籍の方や年齢の方がいますが、今までのキャリアの中でもあまり嫌な人が少ない印象です。経営陣の皆さんのきめの細かいマネジメントの賜物かと思います。パン屋でアップルパイを買って思い出した英語“Apple-polishing”ではありません。ホンネです。

 

続く