塩対応、神対応

 答えは:塩。 

昔小学生の時にマジックの本の中で見たのですが、最初にごく少量の塩を机の上に盛っておいて、その上に卵を立て、そのあとに周りの見えている塩を吹き飛ばす・・そうです。そのエピソードから思いついたコラム。皆さんは我々サラリーマンの語源をご存知ですか。俗説と言えば古代ローマ軍の兵士の給料は塩だったからだそうです。また、最近の流行語で、塩対応・神対応という言葉があります。塩対応の意味は「そっけない、つれない対応」のことです。つまり、塩のように「しょっぱい」対応を意味しています。逆に神対応とは、塩対応の反対の意味を持つ言葉です。ファンサービスが素晴らしい芸能人や、客に驚くほど行き届いたサービスをする企業に使われているそうです。

 

❶物価の上昇について

 

 総務省統計局における【小売物価統計調査(動向編)調査結果】の報告によると、東京都区部における2017年の塩の価格と50年前、1967年(昭和42年)の塩の価格の比率は5.7倍となっているそうです。その他、塩に関連する食品・調味料、味噌が3.47倍、醤油が2.21倍、砂糖が1.68倍、因みにコロンブスの卵で出てきた物価の優等生と呼ばれる鶏卵は1.79倍、消費者物価指数は約3.8倍に上昇しているとのことです。一方でサラリーマンの語源で話題になった、サラリーマンの月収は昭和43年の大学卒 初任給 3万200円 で2019年のそれは約20万円で約7倍となっています。実際にそれほど物価が上がっていないと感じる方も多いかと思いますが、例えばお菓子など昔であれば、同じ値段で袋に入っているボリュームがもっと多かったのではないかと長生きすれば実際に感じる今日この頃です。物価がそれほど変わっていなくても、中身が減っているなどのお話はよくあります。健康ブームなどで実際に減塩されているものも多いのですが・・

FPのセミナーなどでよく話題になる、資産運用は物価の上昇率のことも考慮に入れなければいけないというお話ですが、仮に低金利時代に固定金利の資産運用を選んでしまうと、物価上昇率に運用が負けてしまい、将来の資産価値が実質目減りしてしまいます。一方で住宅ローンなどは低金利の時に固定金利を選ぶことをお勧めします。

世界的に50年タームの長期で見れば、10年国債の金利なども日本だけではなくアメリカやオーストラリアなども低下しつつあるといった統計もあります。最近思うことは、米ドル・豪ドルの運用商品などは比較的高い金利を最低保証する商品も多く、長期の視点で考えれば金利や物価の上昇を勘案することも重要かと思います。

 

❷AIの神対応

 

 横浜市資源循環局がホームページで公開しているチャットボット「イーオのごみ分別案内」について昨年話題となりました。LINEのような画面に、捨てたいごみの名前を入力すると、マスコットの「イーオ」が捨て方を教えてくれるサービスです。私の住んでいる町でもごみの分別は非常にナーバスな作業で、間違った分別をすると管理人さんから怒られ結構ストレスが多いです。横浜市のサービスチャットボット「イーオのごみ分別案内」に例えば『ペン』と入れると、『捨てたいものが筆記用具なら燃えるゴミだよ。金属製のものなら小さな金属類へ』という回答が出るそうです。現在、サイトを探してみましたが、リニューアルされたのか見当たりませんでした。

 そこで、当時捨てたいものに『結婚』と入れると「結婚は多くの苦悩を生むが、独身は何の喜びも生まない。」ってサミュエル・ジョンソンが言ってたよ。今日は寝て、明日もう一度考えてみようか。などとウィットに富んだ回答が出たそうです。

例えば、特定の金融機関のサービスで資産運用、資産防衛術に関するレコメンドをAIが行ったとして、イーオのようなチャットボットに対する質問にあり得ない次のような問答をしたらウィットに富んでると思いますか?質問:「お金は重要ですか?」回答:『墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない。夜眠るとき、我々は素晴らしいことをしたと言えること、それが重要だ。』とスティーブ・ジョブズも言ってたよ。」

 

続く