株を守る

 ここでクイズです。このタイトルを読める人いますか? 答え:クイゼをまもる。でした。先述のコラムに引きつづき、故事成語から、切り株にぶつかって死んだうさぎを手にいれた農夫がその後は働くことをやめ、またうさぎを得ようと切り株を見張って暮らしたというエピソードから昔通りの習慣にこだわって、融通のきかないことのたとえとのことです。今回は株式投資に関する初心者向けで、運用利率の高かった昔の元本保証型の金融商品が忘れられず、株式や為替などの資産運用に逡巡している方向けのコラムです。

 

株式投資は怖いの?

 

 株式投資とは、利益を得るために企業が発行する株を売買することです。 株というと、難しい・怖い等のイメージをもたれがちです。多分、バブル崩壊を経験したことのある世代の皆様が親御さんだとすると、あまり知識もなく取り組まれて苦い思いをしたことのある世代かと思います。投資対象の企業の業績などを初心者が分析するのは容易ではありませんが、正しい知識を身につけ、きちんと情報収集を行うことで初心者でもしっかり運用することができます。

ここで株式投資の魅力を3つ紹介します。

 

 ❶値上がり益 株価は毎日変動します。買った時よりも高い株価の時に株を売れば、その差分が利益になります。

 

 値上がり益のことをキャピタル・ゲインと言います。例えば、株価100円の株を200円で売った場合税金や手数料を考慮しなければ100円の利益が出たことになります。逆に100円で買った株を50円で売却した場合、50円の損失がでます。そのことをキャピタルロスと言います。

 

 ❷株主優待  株主優待制度のある企業の株主になれば独自商品やサービス等の特典を受けられます。

 

 株主優待とは株式を長期的に保有している株主に感謝の意を込めて、配当金とは別に「企業の自社製品やサービスなど」などを提供するものです。この株主優待は各社によって異なり、金券を配るところもあれば、自社のサービスの提供、お米などの現物支給など各社様々です。保有数によりますがファストフードなどでは結構な額のお食事券が配られたり、有名な遊園地では、ワンデーパスポートをいただけたり、優待券でいい生活をしている方もいらっしゃいます。

 

 ❸配当金   会社が稼いだ利益の一部が株主に分配されます。利益の大きな会社ほど配当金も大きい傾向にあります。

 

 配当とは、「会社が得た利益の一部を、株主へ支払うもの」です。株主とは、お金が足りない企業に対してお金を投資する人や企業のことをいいます。事業がうまくいったお礼として、利益の一部を還元する行為が配当です。1年間の配当利回りが高い企業で3.5%などの銘柄もありますので、長期保有すると考えれば配当金も魅力的です。

 

 まとめると安定的な大型株で長期保有を目的に、日々の株価に一喜一憂しないで保有資産の一部を配当金や株主優待の制度を活用しながら保有するのであれば有効的な資産投資の方法かと思います。とかく失敗するのは、知人が儲かったという話を聞いて同じように短期のキャピタル・ゲインを狙って、株価が上昇している最中に買い株価が下落して、買値より安く焦って売ってしまうことを繰り替えしてしまうからです。

故事成語に続き、英語で株はなんというでしょうか。答え:stock(ストック)です。Stockの語源には”切り株“と”貯金“の両方の説があるようです。切り株から利益を得るという意味では”株をまもる“の語源にも似ています。日本語で”二匹目の泥鰌(どじょう)“という言葉があります。こちらは他人の成功を真似るという意味です。株式運用においては、人のまねをしても、保守的な考え方でもなかなか思ったようにいきません。気になる方はこのコラムをよく読んでいただくか、FPの方に相談してみてください。

続く