エイジレス

 最後にエイジレスですが、英語を直訳すると、年齢にこだわらないこと、年齢を感じないこと、いつまでも年齢を感じないこと。という意味があります。最近では内閣府ではエイジレス・ライフを推奨し、いきいきとした老後生活を送っていらっしゃる世代の活動を推奨しています。

 

 当社に入社して感じたことは、周りの皆さん非常に若く、自分の若いころより非常にしっかりとした将来の目標やビジョンを持っていきいきと働いています。また、自分の社会人人生初の自分より若い上司が、実は現在の会社の社長で戦略に自らの行動が伴い非常に尊敬できる人です。いつかは自分より若年の上司の方を迎える時代がくると抵抗がありましたがこの会社で迎えられたことに喜びを感じています。本音ではありますが社内営業はここまでとして・・

 

 さて、エイジレスという言葉を紹介しながら、FPに関連することでエイジレスにならないものを2つ紹介します。

 

 一つ目は、生命保険の保険料の算出方法です。突然ですが、生命保険の誕生に非常に貢献した有名人がいます。誰だかご存知ですか。エイジレスな話題だけにヒントは年齢によりみた人と見たことがないという事件です。正解は1986年に回帰したハレー彗星の名づけ親、エドモンドハレーです。(ハリーとも)生命保険の保険料の算出の基礎となる生命表を世界で最初に編み出したのが天文学者であり、数学者でもあったハレーなのです。ご存知でしたか。正確に言えば現在の生命表と異なるものですが、現代の生命表の基礎となった偉大な発明です。生命表は各年齢における死亡率を計算するもので、基本的には年齢が上がれば上がるほど死亡率が高まるため、簡単に説明すれば、「この年齢の人はこれくらいの確率で死亡する。ということは、死亡保険金がこのくらい出ていくはずだから、これくらい保険料をもらう必要がある」ということが言えます。同じ保険に加入するなら年齢が若いほど保険料が安いというのはそのためです。

 

 2つ目は、例えば65歳の退職の時期までに、三千万円貯めたいと、20歳・30歳・40歳の人が複利3%の積み立ての金融商品で積み立てを始めたとしましょう。(手数料や税金は考慮しない)20歳の人なら毎月約4.1万円、30歳の人なら約8.6万円、40歳の人なら約13.1万円毎月積み立てる必要があります。それぞれの投資の元本は20代約1,722万円、30代約2,040万円、40代は約2,394万円必要となります。投資の基本は時間を味方につけるということで利息に利息が付いて効率の良い運用が出来る複利の仕組みを最大限活用するということになります。老後等の将来の目標向かってに積立を始めるときに、最大限複利の効果を活用できるのは、いつからでしょうか。もしも毎月積み立て等の投資を始めるのであれば一日も早く目標に向かって積立を始めるということが大切です。

 

 次回のハレー彗星が回帰するのは今から42年後の2061年夏と言われています。エイジレスな話題だけに“老婆心”ながら(言葉としてエイジレスにもジェンダーレスにも抵触)資産運用や資産防衛の取り組みは若ければ若い方がいいと個人的には思います。今の20代30代の皆さんが老後を迎えるころに、このコラムを読んだことがよかったと言ってくれる人がいる確率はハレー彗星が地球に衝突するより低いと思われますが、なにかのきっかけになれば幸いです。

 

つづく